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フッ素の歯への蓄積

フッ素の歯への蓄積

フッ素洗口後、洗口液を吐き出しても少量のフッ素が口の中に残るのです。

この残留量は、通常、使用するフッ素の10〜15%なのです。フッ素洗口の回数によって、洗口液のフッ素濃度が違うので口の中に残る量もそれぞれ異なるのです。

フッ素の膜を歯の表面に貼ることで虫歯予防する方法を説明してあるようですが、体の中にフッ素を取り込むことでも虫歯予防に役立つのです。

フッ素は体の中に取り込まれると、骨や歯に蓄積するという性質を持っているのです。

安全性を考えるときは、実際に使用する量が適量かどうかを判断し、適量の範囲内で上手に利用することが賢明な方法と言えるのです。

フッ素洗口等、むし歯予防におけるフッ素利用もすべてこのような考え方を基本として高い安全性が確保されているのです。

このフッ素が歯に蓄積すると、歯が変化を起こし、酸に対する耐性が高い歯に変わるのです。

虫歯が、虫歯菌の酸によって発生するのです。成長期にあたる子供の場合、年齢が若いほど骨や歯の代謝も活発なため、成人より貯える割合が多くなっているのです。

しかし、一度貯えられたフッ素も永久にとどまっているわけではなく、再び代謝されて移動、排泄されるものなのです。

つまり、フッ素を体内に取り込むことによって、普通の歯よりも虫歯になりにくい丈夫な歯が得られるようです。

体内に吸収されたフッ素の大部分は尿とともに体外に排泄されるのですが、身体に残ったフッ素は主に骨や歯に運ばれ利用されるのです。

フッ素洗口で口の中に残るフッ素の量は1日平均約0.1〜0.2mgであり、お茶1〜2杯に含まれるフッ素と同量という極めて微量なのです。

現在は行われていないのですが、昔の日本では一部地域で水道水にフッ素を添加していたこともあるのです。

実際には子供でも飲食物から1日1mg前後のフッ素を摂取しているのです。

したがって、フッ素洗口で骨や歯にフッ素が蓄積して異常を起こすなど、身体に害の起こる心配はないのです。

フッ素の作用はこのように、歯に対するものが主体ですが、口の中の環境にも作用するのです。

虫歯は、虫歯の原因菌のつくり出す酸によって発生するのですが、フッ素は、その酸をつくり出す原因菌の働きも弱めるのです。

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