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フッ素 性質

フッ素 性質

歯の表面では、歯の成分であるミネラルが溶け出す脱灰と、ミネラルが歯の中に戻って結晶化する再石灰化がくり返されているのです。

フッ素が歯の表面のエナメル質に取り込まれることで、主成分であるハイドロキシアパタイトの構造がよりしっかりと安定するのです。

一度にたくさんの量を使うより、少量でも長く使いつづけることが望ましいようです。

基本的に、毎日使う歯みがき剤はフッ化物入りのものを選ぶとよいと思います。

一つフッ素が、ミネラルが溶け出す脱灰をおさえ、ミネラルが歯の中に戻る再石灰化を助けて、虫歯の発生や進行を防ぐようです。

また、歯質の強化、口の中の細菌の発育をおさえる効果も期待できるのです。

フッ素は食品中にも含まれており、私たちがふだんから身体に取り入れている必須栄養素の1つとなっているのです。

もちろん誤った使い方をすれば身体に害を与える場合もあるのですが、これはほかのどんなすぐれた医療品でも同様なのです。

これによって歯の質が丈夫になり、酸に溶けにくい歯がつくられていくのです。

特に生えたばかりの歯は、たくさんのフッ素を取り込みやすい性質があるようですので、子供のうちからフッ素による予防を心がけるといいと思います。

フッ素は化学的に合成されたものではなく、自然界に広く分布している元素の1つなのです。

地中にも温水にも含まれている自然環境物質で、土壌1kgに約230mg、海水1l中に約1.3mg含まれているのです。

フッ素は緑茶やワカメ、エビ、イワシなどの海産物に多く含まれているのです。

ただし、むし歯予防のためには食品からフッ素を摂るだけでなく、歯科医院でフッ化物を塗ってもらったり、フッ化物入りの歯みがき剤を使う方が効果は高いようです。

また、唾液中に含まれるカルシウムイオンやリン酸イオンと一緒に、酸に攻撃された歯の表面にくっつき、再石炭化を助けて脱灰部分を元に戻そうとするはたらきがあるのです。

地球上のすべての動物、植物にも含まれているんで、私達が毎日飲む水や食べる海産物、肉、野菜、果物、お茶などほとんどの食品に微量ながら含まれているのです。

もちろんこれらを飲食するみなさんの歯や骨、あるいは血液中などにもフッ素は存在しているのです。

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