フッ素情報館 >> フッ素情報館 >> フッ素の効果と危険性とは

フッ素の効果と危険性とは

フッ素の効果と危険性とは

歯の表面を覆っているエナメル質は水晶よりも硬いとされているのですが、酸の侵襲にはきわめて弱いという性質を持っているのです。

フッ素は適度な濃度で用いると、むし歯になりにくい強い歯質にしたり、歯が溶けそうな状態つまりむし歯になる状態をおさえる効果がわかっているのです。

エナメル質の96%はハイドロキシアパタイト結晶でできているので、これにフッ素が作用するとフルオロアパタイトに変わり、このフルオロアパタイトは酸に強く、またハイドロキシアパタイトの結晶の欠落部分を補修するといわれているのです。

食べるたびに歯は溶けますのでフッ素は子供だけでなく、大人にとっても必要で効果のある物なのです。

幸い市販の歯みがき剤の80%近くにフッ素が入っているのです。フッ素は海産物などに多く含まれ、日本人は外国に比べてフッ素の摂取量が多いといわれているのです。

フッ素の毒性は致死量32-64mg/kg、安全耐量8-16mg/kg、見込み中毒量5mg/kgで、このうち見込み中毒量は実際の中毒例に基づいた中毒の兆候や症状を起こしうる量なのです。

それゆえに安全であるという意見もあるのですが、一方でフッ素はハロゲンの仲間でありこれは非常に反応性の高い物質でありこれを過剰に摂取することは危険であるともいわれているのです。

ただし、この理屈でいうと食塩に含まれる塩素も危険ということになるのです。

フッ素は体に含まれる14番目に多い必須元素で、自然界でもありとあらゆる所に存在するものとなっているのです。

昔は天然の井戸水を飲んでいましたが、当然その中にフッ素は含まれているのです。フッ素は自然界に存在するもので毒物ではないのです。

副作用は誤った濃度でフッ素を使用した場合に起こるもので適正な濃度を守って使用すればこれほど虫歯抑制に効果があるものはないのです。

フッ素化水道水を飲みたい方々は個人で添加して飲用すればそれで済むはずなのです。

また、虫歯予防のために一部の保育所・幼稚園・小中学校などの教育機関においてフッ化物洗口が行われているのですが、このフッ化物洗口では年令が低いほど洗口液を誤飲してしまう事が知られているのです。

フッ素情報館へようこそ!このサイトは管理人の備忘録としての情報をまとめたものです。

掲載の記事・写真・イラストなどの無断複写・転載等はご遠慮ください。