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利用されてきた歴史

利用されてきた歴史

塗布という単一の方法だけではなく、フッ素入りの歯みがき剤の使用などを併用して予防効果を高めるようにしましょう。

歯みがき剤に添加されているフッ素は、フッ素塗布などに使用するものと比べて濃度がかなり低くなっており、毎日継続して使用しても大丈夫なようになっているのです。

わが国におけるフッ素利用の歴史は、世界保健機構からの勧告により、歯科医院で行うフッ素歯面塗布法や学校・施設で行う公衆衛生的応用法、そして家庭で行うフッ素洗口などを虫歯予防のために取り入れたことにはじまるのです。

日本の動きはというと、1969年のWHOの総会で、むし歯予防のための水道水フッ素添加の勧告決議に、共同提案こくとなり賛成してきましたが、実質的にはなんの進展もみなかったというのが実情となっているのです。

飲料水に低濃度フッ素を摂取した場合に、骨肉腫を含めたガン発生の危険性がある、あるいはガンによる死亡率が増加するという研究報告がみられているのですが、それらの研究結果については因果関係が全てないことが明らかになっているのです。

中でも、とりわけ1970年代から実施されてきたフッ素洗口は、年代を問わず虫歯の予防と再発の防止に大きく貢献しているのです。

特に、学校に通う学童期の児童には虫歯予防に顕著な効果がみられるため、各自治体の歯科保険施策の重要な一環として、全国に普及してきているのです。

フッ素塗布をする場合、歯の表面に付着している歯垢をきれいに取り除いてからフッ素を塗るのですが、これは歯の表面にフッ化物を十分に作用させるためと言われているのです。

歯みがきをしていないからといって効果がなくなるようなことはないようですので、心配ないのです。

フッ素洗口法は、歯科医師の指導下において適切な方法で行う限り、身体の弱い方や障害を持つ方、あるいはアレルギー体質の方でも年代を問わず安全に利用することができ、たとえば腎臓病の方にもお勧めできる虫歯予防法なのです。

フッ素の添加された歯みがき剤の販売量は年々増加してきているのです。

フッ素塗布をしてもらった後も低濃度のフッ素が口の中に存在していると歯を丈夫にして虫歯になりにくくなるのです。

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